「『茶道なんてやったことないのに、茶室や床の間なんてわからんやろ。』
でも来た仕事は断れない。当たり前にインターネットのない時代、祖父にとって写真はお手本として、大いに役立ったそうだ。
喫茶店、映画館、キャバレーなど、テーマに分けられた建築寫眞文庫の頁を開くと、時代の活気、賑わいの声が聞こえてくる気がする。建物それぞれに個性があり、意匠のこだわりが感じられる。町へ出よという誘惑がそこにある。」(『田川玲奈「あこがれのまち」)
昭和30年代初頭より、商店建築の姿を写真でアーカイブ、建築、設計士のための資料として刊行された「建築写真文庫」(彰国社刊)シリーズ。2025年末から翌年明けまで、当店にて開催された同シリーズの一挙展示にあわせ、編集、発行したZINE。
「建築ど素人が読む建築写真文庫16冊」にはじまり、ビルマニアカフェメンバーである井上タツ子さんに訊く味園ビルの魅力、同シリーズを開きながらのオオヤミノルとの対話、甲斐みのりによる書き下ろしエッセイを収録。懐かしい雰囲気のイラストとブックデザインは、飛騨高山で活躍する野上によるもの。
<以上、版元サイトより引用>
誠光社
2025年12月
A5判 36P