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猫に学ぶ | 著 ジョン・グレイ 訳 鈴木晶

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「私が猫と遊んでいるとき、私が猫を相手に暇つぶしをしているのか、猫が私を相手に暇つぶしをしているのか、私にはわからない。」これはモンテーニュの言葉。 政治哲学者ジョン・グレイは本書で、何世紀にもわたる哲学や、コレット、ハイスミス、谷崎らの小説を渉猟し、人が猫にどう反応し行動するかを定めてきた複雑で親密なつながりを探究している。 その核心にあるのは猫への感謝の念だ。なぜなら、どんな動物にもまして猫は、人間という孤独な存在にもそなわっている動物本性を感じさせてくれるからである。 「しばしば数億円単位の実験室を持っている自然科学者から見ると、哲学者は自分の脳ミソしか持たない、典型的なプロレタリアである。その貧乏人に猫という小さな道具を与えてやったら、立派な哲学書と人生論が生まれた。人生の重荷を感じている人には、本書を読むことが救いにはならなくても、最低〈気晴らし〉にはなると思う。猫好きにとっては面白い上に感動的でもあり、つい読み切ってしまう。」養老孟司 目次 1 猫と哲学 猫を愛する反哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ メイオーの旅 いかにして猫は人間を手なずけたか 2 猫はどうして必死に幸福を追求しないのか 哲学者が幸福について論じるとき パスカルの気晴らし論 ホッジと堕落 3 猫の倫理 道徳というきわめて奇怪な実践 本性に従って生きることについてのスピノザの思索 無私の利己主義 4 人間の愛 vs 猫の愛 サアの勝利 ミングの最大の獲物 いとしのリリー 姿を消したガッティーノ 5 時間、死、そして猫の魂 ムリのさようなら 死の否定としての文明 神としての猫 6 猫と人生の意味 猫の本性、人間の本性 いかに良く生きるかについて、猫がくれる十のヒント 窓ぎわのメイオー 謝辞 註 訳者あとがき <以上、版元サイトより> __________ 発行| みすず書房 2021年

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