回復と変容
あなたと今ここで
一緒に生きる方法
使い果たせば底を尽きるものばかりなのに
愛だけは尽きなかったな。
自分のものじゃないからか。
コロナ禍、前歯が抜けた日、リハビリ、書店員の日々、共同生活、
ひとりについて、ふたりについて。
「手当て元年」と称したある日々の回復と変容について。
2020年に刊行した『観光記』の第二章。
死んじゃいけないとも、生きるべきだとも考えない私たちだけど、ふいにこうして互いの命に手を添えるようにここにいる。どうしてなのか、そう問うことも問われることもない。ひとりとひとりで生きたり、死ななかったりしている。そうした日々が繋がってゆく愛おしさを、やっぱりうまく話せそうにないから、生きて、書き残して、忘れて、また読む。
「ふたり(ひとりとひとり)」より
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目次
第一期 それから春になるまで
第二期 あたらしいレッスン
第三期 手当て元年
第四期 星渡りの便り
第五期 更地と本屋
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池田彩乃
詩人、デザイナー、遊びを思いつくひと。
1990年、滋賀県生まれ。
2010年、私家版の詩集の制作をはじめる。2020年の企画「星渡りの便り」 以来、手紙の形式でも詩を届けるように。2021年より企画「誕生日のための詩」 をはじめたことにより、言祝ぐことを活動の真ん中に灯している。
並行して2019年より「おめでとう」という屋号を持ち紙のものづくりのお手伝いにも取り組む。 2021年ゆるやかに開業。2022年、出版業として「言祝出版」をはじめる。
現在、青森県在住。
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言祝出版
2025年5月4日
新書判 206P
装丁/池田彩乃
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