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短日の陽のうつろひに散りこぼす光よ風よ冬青き樫
――前田夕暮、北原白秋に師事し、戦後は文芸誌を刊行。また女人短歌会の創設に貢献し、和泉式部・『源氏物語』に傾倒、透明なもの、移ろいゆくもの、樹や空に心を託した女歌人の評伝。
〈著者略歴〉
古谷鏡子(ふるやきょうこ)
東京生。東京女子大学日本文学科卒。
日本現代詩人会会員。
著書に詩集『声、青く青く』、『眠らない鳥』、『発語の光景』(以上花神社)
『入らずの森』(砂子屋書房)、評論集『詩と小説のコスモロジィ――戦後を読む』(創樹社)
(本書刊行時点)
◆目次◆
Ⅰ
1 はじめに
2 はじまりはどこにあったか
3 「蟷螂の斧」
4 「詩歌」 の頃のこと
5 生家のことなど
6 「詩歌」 から 「覇王樹」 へ
7 「覇王樹」 の時代――変化する生活のなかで
8 「覇王樹」 の時代――「友」
Ⅱ
9 大正という時代 77
10 女だけの歌誌 「草の実」 を創刊する
11 雛の会、 ひさぎ会のことなど
12 会のこと、 奈良旅行
13 出会い
14 母親としての明け暮れ
15 昭和七年という年、 離婚にいたるまで
16 あたらしい生活へ
Ⅲ
17 「河内野集」
18 「草の実」 の大会と 「多磨」 創刊記念歌会
19 「多磨」 を読む
20 「多磨」 の時代
21 病牀にある日々を
22 「多磨」 退会までに
Ⅳ
23 「月光」 の創刊
24 ふたたび東京へ・「月光」 という歌誌
25 「雲抄」 そして 『停れる時の合間に』
26 外にむかって歩きだすということ
27 「季節の秀歌」
28 「季節の歌」 とふたたび 「雲抄」 のころを
29 ある物語への旅
30 『朝こころ』 の出版、 戦争の時代
31 あたらしい友人、 鷹見芝香
32 古河町へ疎開する
Ⅴ
33 戦後はどのように始まったのだろう
34 雑誌 「婦人文化」 の創刊まで
35 「婦人文化」 第二号、 そしてある青年の死
36 さまざまな活動の只中へ
37 「婦人文化」 を 「望郷」 と改題、 発行を続ける
38 抒情の検証
39 多くのひととの出会いのなかで
40 「望郷」 七号の発行・和泉式部
41 「望郷」 八号発行のまえに
42 「望郷」 の最終号、 そして 「女人短歌」 へ
Ⅵ
43 「女人短歌会」 設立のころ
44 ふたたび 「月光」 のころを
45 光る樹木
46 「林間」 という歌誌
47 終りの年に
48 『草紅葉』
49 歌のわかれ―母と娘の物語
50 山梨県立文学館ヘ―番外編
51 番外編をもうひとつ
あとがき
<以上、版元サイトより引用>
影書房
2012年2月刊
四六判上製 382P