黒人が主体となり、人種差別からの政治的・社会的・霊的解放をめざす「黒人解放の神学」。その生みの親として、現代神学史に後退不可能な一歩を刻み込んだ神学者ジェイムズ・H・コーン(1936-2018)の最期の著作がついに邦訳刊行。
過酷な人種差別の経験、黒人神学者としての使命と苦難、キング牧師やマルコムX、ジェイムズ・ボールドウィンら先人への思いまで、その人生のすべてが明かされる。
気鋭の黒人神学者コーネル・ウェストによる序文付き。
目次
コーネル・ウェストによる序文
はじめに
1 抑えられぬもの──仮面を脱ぎ捨てて
2 主のなされたこと──黒人神学とブラック・パワー
3 あなたもあそこにいたなら──黒人解放の神学
4 主が私の名を呼んだとき──批判者から学ぶ
5 主が私の魂を救ったとき──生徒から学ぶ
6 足が動き出し、物語が始まる──十字架とリンチの木
7 歌が始まり、声が響き渡る──ボールドウィンから学ぶ
おわりに
謝辞
訳者あとがき
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James H. Cone (ジェームズ コーン) (著/文)
1938年、米・アーカンソー州生まれ。アフリカン・メソジスト監督教会牧師。黒人解放の神学の提唱者としてユニオン神学校教授を務め、2018年にはアメリカ芸術科学アカデミーのフェローに選出された。邦訳書に『イエスと黒人革命』『解放の神学』『黒人霊歌とブルース』(新教出版社)、『十字架とリンチの木』(日本キリスト教団出版局』などがある。2018年4月28日、逝去。
榎本 空 (エノモト ソラ) (翻訳)
1988年、滋賀県に生まれ、沖縄県伊江島で育つ。同志社大学神学部修士課程終了。台湾・長栄大学留学中、神学者C.S.ソンに師事。米・ユニオン神学校S.T.M.卒業。2018年よりノースカロライナ大学チャペルヒル校人類学専攻博士後期課程に在籍。
上記内容は本書刊行時のものです。
新教出版社
2020年
四六判 280P