本書は、タカ・イシイギャラリー(https://www.takaishiigallery.com/jp/)
で開催された個展「虹」で発表した作品をまとめた一冊です。
野口は、作品『虹』について次のように記しています。
鳥取の砂丘を訪れた。そこはずっと行ってみたかった場所だった。到着してすぐに砂の上を歩き始めた。しばらく歩いていると遠くに人影が見える。何をしているのだろうと眺めていると、赤と白の大きな翼が広がり、人がふわりと宙に浮いた。そして静かに地上に着地した。それはあっという間の出来事で、気づいた時には消えている虹を見ているようだった。――野口里佳
野口の繊細な作品世界を忠実に再現するため、製版の設計段階から1%単位での緻密な色調整を行いました。
また、パラシュートの“空気感“を紙上で表現するため、写真集としては珍しい「アラベール」を用紙に採用。柔らかく空気を含んだような質感を実現し、さらに袋とじの製本手法を採用することで、ページを一枚ずつ丁寧にめくりながら鑑賞できる特別な体験を生み出しています。
○著者プロフィール
野口里佳
1971年生まれ。埼玉県出身。沖縄県在住。
1992年より写真作品の制作を始め、以来国内外で展覧会を中心に活動。国内での主な個展に「予感」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川、2001)、「飛ぶ夢を見た」(原美術館、東京、2004)、「光は未来に届く」(IZU PHOTO MUSEUM、静岡、2011~2012)、「不思議な力」(東京都写真美術館、2022-23)など。国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなどに作品が収蔵されている。
<以上、版元サイトより引用>
YAMADA Book Publishing
2025年11月15日発行
本文サイズ/H285×W225㎜
総28P
仕様/袋綴じ上製本
印刷/株式会社 山田写真製版所