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汚穢のリズム きたなさ・おぞましさの生活考|酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓/編著

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雑草、害虫、ゴミ、悪臭、腐臭、死、排泄、にごり、汚染── 汚穢(きたないもの、おぞましいもの)にかかわる体験や、それを避けようとする人間の行動を掘り下げ、人類学・倫理学・環境社会学などの視点から考察する。 生きていれば避けようなく生み出される排出物を、なぜ厭わしく思うのか。 それらを見えないように隔離し、清掃・美化することはある種の暴力ではないのか。 汚穢に触れたくない、また自分の汚穢を他人に感じとらせたくないという感覚をどのように捉え、付き合っていくことができるのか。 きたないもの、おぞましいものから見えてくる世界とは? 研究者11名とアーティスト3名によるエッセイとインタビュー。 この本は、汚穢のなかから、汚穢として脈打ちつつ、ものを考えようとしている。肉体を成り立たせているものについて、自分の内からにじみ出てくるものについて。あるいは生きる現場でたえず起きているショックや恐怖、嫌悪や恥辱をともなう遭遇について。見難いもの、つまりは目をおおわせるようなものとの交差として経験されながらも、時にはこれまで知らなかった興奮をもたらし、いまある世界に新しい緊張と光を差し込ませるような出会いについて。 本書「はじめに」より(酒井朋子) 目次 はじめに ──汚穢のリズムに感覚をそばだてる(酒井朋子) Ⅰ ぽたりぽたり ざわつく暮らし だらしない ──生活の旋律(酒井朋子) きりがない ──ゴキブリの足音が聴こえた朝(中村沙絵) もつれる ──雑草との共生と競争(オスカー・レン) 整わない ──断捨離とミニマリストとゴミ屋敷(奥田太郎) 身体の境界を超えるロマンティックな瞬間│現代美術家・高田冬彦へのインタビュー Ⅱ きちりぴかり 清められ離される 浄化する ──ライプニッツのドイツ語改良論(古田徹也) 嗅ぎわける ──嗅覚の地理(原口 剛) 分かつ ──豚が「汚くなる」とき(比嘉理麻) におう ──腐臭の境界(福永真弓) 濁る ──清濁併せ呑む(奥田太郎) メスの匂い(市原佐都子) Ⅲ じわりぞわり 汚穢から生まれくる 笑う ──グロテスクな肉体の躍動(酒井朋子) おぞましい ──死体にまつわる不死性(斎藤 喬) もれる ──膜が食い破られること(藤原辰史) 巻き込まれる ──介助と排泄と幾つもの生(井上菜都子) 傷跡は人が生きてきた時間のかたち ──写真家・石内都へのインタビュー Ⅳ そろりそろり 汚染の向こう側 かきまぜる ──にごりの海の透明度(福永真弓) のぞきこむ ──農業危険物との遭遇(オスカー・レン) ゆだねる ──よだれかけと「ちぐはぐなイメージ」(中村沙絵) おわりに ──四つの旋律をからみあわせる(酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓) <以上、版元サイトより引用> _____________________ 左右社 2024年1月

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