大森静佳さんの第二歌集『カミーユ』が刊行されたのは2018年のこと。その魅力に強く惹かれ、大森さんに第三歌集を出させていただきたいと打診しました。文藝春秋から歌集というのは意外に思われるかもしれないけど、かつては齋藤茂吉、塚本邦雄の歌集を出しています。
『ヘクタール』には、いつまでも心を微動させる歌ばかりが収録されています。歌集は一読して終わりではありません。『カミーユ』を数え切れぬほど読み、『ヘクタール』収録の歌も五十回は読み返しましたが、それくらい鑑賞体験として豊かになりうるのが優れた歌集なのです。言葉という存在と再び向かい合うために。
担当編集者より
<版元サイトより>
文藝春秋
四六変型判 208P