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評論集
装幀=亞令
詩は自分が詩であることを放擲するほどにも道を逸れる 平出隆 言葉の深層海流をたどる。
詩の行為は、言葉そのものが疑われ否定されてゆく過程に立つ。そこで、ひとつの到着地を、到着するやたちまち切り崩すものとなる。行為はこうして、休みなく、終りない。
目次
I 多方通交路 一九七九―一九八〇
否定と想像力 15
詩の過剰 33
腐臭と蘇生 54
経験をひらく鍵 68
詩史の射程 81
ロワール河の決潰 96
あふれと通路 109
批評的打撃について 124
作品の現在 137
「私」の生れる場所 151
詩句との戦い 166
多方通交路――詩の戦意のために 179
i 多方通交路のこと 一九九四 196
II 多方通行路 二〇〇〇―二〇〇二
日本詩歌の多面体 203
古いものの中の未来 208
単独者たちの一冊 214
私の中の複数の書き手 219
「詩」と「美術」との出会い 225
荒野に「王女」を見る 231
かさなりあう領分 236
子規のキマイラ 241
ii 多方通行路について 二〇〇四 246
<以上、版元サイトより引用>
書肆山田
2004年7月10日初版第一刷
四六変(190×120) 252P