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モラル・バウンダリー ケアの倫理と政治学|ジョアン・C・トロント 杉本竜也/訳

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道徳性をめぐる議論におけるジェンダーに関する問題を明らかにし、ケアの政治学に関する考察を行った最初の体系的な著作を邦訳。 トロントは政治理論・政治哲学の学問的系譜においてケアの倫理を論じ、ケアの政治理論を確立した先駆的人物である。ケアの倫理をめぐる議論は、母子関係を起点にケアを女性と関連づけるところからスタートしたが、本書はケアをあらゆる人間の生や活動として拡張し、現在のケアの倫理の理論的土台を形作るものと評価されている。  日本語版序文 まえがき 第一部 序論 第一章 道徳の境界と政治的変化  どうすればケアの倫理は可能になるのだろうか?  コンテクストの力と力のコンテクスト  三つの道徳の境界  本書の議論 第二部 「女性の道徳」に抗して 第二章 普遍的道徳と道徳感情  道徳と生の形式  普遍的道徳と一八世紀の生  社会的距離と道徳感情の終焉  女性の封じ込めと道徳感情の発生  ケアの倫理のためのレッスン 第三章 道徳はジェンダー化されているのか?  特権と道徳性発達の心理学  ローレンス・コールバーグ 徳のエリート  キャロル・ギリガンのもうひとつの声とその限界  ジェンダー・イデオロギーと特権の形態  特権を維持するものとしての道徳の境界  道徳的観点と普遍主義  公的・私的境界  道徳の境界の引き直し 第三部 ケアの倫理のために 第四章 ケア  ケアを定義する  疎外されているケア  ケアの約束 ケアの力 第五章 ケアの倫理  ケアの倫理の実践  ケアの実践における道徳的ジレンマ  私たちの道徳領域の拡大  倫理と政治 第六章 ケアと政治理論  「道徳第一」戦略に抗して  政治的理想としてのケア  ケアと政治的戦略  道徳の境界と政治的概念としてのケア 訳者解説 注 事項索引 人名索引 <以上、版元サイトより引用> 勁草書房 2024年4月 A5 292P

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