「明日、ぼくは旅立つ。似たような人間が出会い、陽気に遊んだりするのだろうが、人はけっして君のことを知ることはない、自分の肌の砦のどこかに隠れた、その君を知ることはないだろう」。時は第二次大戦中。少年の成長、そして旅立ちが、動乱に揺れるカリブ海の島バルバドスの命運と重なる。彼はなぜ土地から離れなければならなかったのか。生まれた場所から移動することで初めて知ることとは。エドワード・サイードやスチュアート・ホールも重視するポストコロニアル思想の原点にして、カリブ文学の古典的傑作。バルバドス出身の作家ジョージ・ラミングの小説、初めての全訳。訳者解題「近代の裏側を生きて――ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』を読むために」。
刊行年月: 2019.05
46判並製480頁
本体価格3,800円
18.8 x 13 x 3.5 cm
<以上、版元サイトより引用>
月曜社